まんがタイムきららMAX感想 2021年5月号
※ネタバレを含んでいます。未読の方は注意
連載お疲れさまでした。皆が皆の思う人に手紙を描くというまさにタイトル通りの最終回ですね。やっぱり一巻で終わるのは寂しいですが、個人的にはこういう系のものは作品のロスタイムだと思ってるのでこういう終わり方でいいんじゃないかなあって気がしてます。そこから新たな物語が動き始めちゃうと何か違うなあという感じがするし。長い間MAXを引っ張っていた作品を生み出した方なのでまた帰ってきてほしいです。
はまじあき先生 『ぼっち・ざ・ろっく!』
店長の反応完全に親でしょw若干持ち上げられて学校いいなと思ったら盛大にスベって結局もとに戻るのはひとりの宿命なのかな?w陽キャも楽じゃないことを聞いてしまったがためにひとりの野望(?)も揺らぎそうですね。
笠間裕之先生&柴朗先生『妖こそ怪異戸籍課へ』
子供と言いつつ綾子さんの面倒見たり働いたりしてるけど何歳なんだ...?妖怪見るとおごったり世話したくなっちゃう辺りかなり面倒見いいですよね。最後に出てきた少女は多分妖怪側の過激派的な感じかな?
谷津先生『ホレンテ島の魔法使い』
かるての考えた魔法の意味、この島に無数にいる魔法を持たない魔法使いに通ずる部分がありますね。来る人に夢や驚きを与えることが魔法となっている感じ?魔法についての情報が共有されたことでさらに島の秘密に迫っていっていますね。
こかむも先生『ぬるめた』
回転寿司の話だったのに最終的に回転の要素しか残ってないw最後にやってた謎のゲームみたいに誰かの周りを回ってるシーン何かのアニメで見た気がしたんだけど何だか思い出せない...ここ最近寿司食べに行ってないし久々に行きたいなあ。
スーパーまさら先生&うみのとも先生 『私を球場に連れてって!』
野球わかんないけどこうも点を取ったり取られたりだとどっちが勝ってもおかしくないですね。この時点でこの荒れようだと全試合終わるころには悲惨な感じになってそうw
相崎うたう先生『瑠東さんには敵いません!』
瑠東さんも和村さんも髪型変わるだけで破壊力上がりすぎじゃない?時折イジり返されて混乱する瑠東さんも可愛いですよね。瑠東さんの人柄やあり方に対しての”どうして”(やっぱりこの疑問詞はどうびじゅを彷彿とさせます)を和村さんが持ったことで今後さらに歩み寄りそうな感じがします。
相馬康平先生&日下氏先生 『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』
イト、悪役令嬢どころか悪役の才能があるな......w悪役令嬢でも姉でもある人を支える立場であるのは変わらないし、桔香は良い姉になるための練習台になりそうな感じがします。いつかきちんと笑顔を見せられるようになるといいですね。
かおす先生と小夢のルームメイトだからこそ分け合える感情って感じですね。翼も小夢にとっては特別な存在ですが、それとは違って相棒のような関係性だなあと思います。確かにこれは本が厚くなりそうだな......
宇崎うそ先生 『ななどなどなど』
P82の萌のセリフの吹き出しの使い方結構好みですね。普段サボることしか考えてないのに解答を写すのが思いつかないのもしかして割と真面目か?あと痩せたはいいものの左右のバランスが悪すぎてギア3感があるなw
しろううらやま先生 『エンとゆかり』
試合の結果はエンが勝ったものの少しあやふやになっちゃいましたが、最終的にゆかりが勝負の決着をつけていて良いコンビですね魔王の復活を目論んでいる人達が動きを見せているので、これからはさらに厳しい場に身を置くことになりそうですね。
つみきつき先生 『今日の授業は恋愛です!』
他のカップルと比べると人数が多い分、様々な優劣が目立ちやすくなっちゃってるのは辛いところですね。今回のさがりとりっかのやり取りを見ていると、さがりが今は四人のことを大切にしているからいいけどこのバランスって案外脆いものなのかもしれないですねえ。
セトユーキ先生 『六条さんのアトリビュート』
六条さんのことを怖がっている双石さんですが、最初は結構仲良かったんですね。まだ出てきていない(多分そうだったはず)大家さんは何かしら六条さんのことを知っていそうな感じですね。
真田一輝先生『小町いろどる桜かな』
何やら掲載が五年ぶりらしいんですけど、当時はまだ読んでいなかったので知りませんでした。きらら古参の方からすると懐かしかったりするんでしょうか。セイさんの気遣いのお陰でさらに仲が深まったし、次回以降の着物屋としての仕事ぶりが楽しみです。
考えてみると一年生の時よりも激動という感じがするし、焦る気持ちが出てしまうのも仕方ない気がします。珠輝とはーちゃん、良い感じに張り合えるおかげでモチベーションは続きそうですね。
永山ゆうのん先生『初恋*れ~るとりっぷ』
珍しく電車とは関係のない回でしたね。まひろ先生もはや完全に女子高生の中に溶け込んじゃってて違和感がゼロだな......w満更でもなさそうだしまたやりそうな気がします。
こんぱる先生&ふじしまぺポ先生 『のむラリアット!』
真面目な試合でも桃と海音のペアだと試合がめちゃくちゃな感じになってるw負けちゃったとはいえ改善点なんかが色々見つかったし次こそは勝って欲しいです。
なじみ先生 『しょうこセンセイ!』
いくら憧れの人(でもあり足りない人手を補える人)だとしても翔子先生は先生であることを投げ出さないと思うので、連れ戻せなそうな気がします。最後矢野さんが盛大に誤解しちゃってる気が......?
土管先生 『いのち短し善せよ乙女』
あっくんをフルボッコにしたエリカも大概だとは思うけど、ポンコツの悪魔にポンコツの使い魔を寄越したサタンもサタンだよなあ.......w善行アイテムが何だかわかんないパターン珍しいですね。
カコベン先生 『ハルメタルドールズ』
ついにチズが今まで避けてきたもう一人の自分(メタルチズ)と対話する時が来ましたね。メタルチズに背中を押されてついにハルを救う決心がついたわけですが、実力は圧倒的に上のFlipnotesにどう対抗するんでしょうか?
Koi先生 『ご注文はうさぎですか?』
今回珍しく連載順が後ろですね(とはいえセンターカラーを勝ち取ってるあたりはさすがと言いますか)。ココアがチノたちの交流に踏み入ろうとしていないところが、チノが自分の手で新たな交流関係を作っている証ですね。もはや姉妹というか親子に近いな。最近マヤがデレるシーンが多くて個人的に眼福です。
こやまみゆ先生『おひさまポートレート』
写真ってただその場の風景を撮影しているだけに見えるけど、実際にやってる人に聞くと結構色々調整とかするから大変らしいですね。なつみはこれからそういった技術とかも習得していけるといいですね。
雷はユキの幼少期のトラウマと結び付けられていることやナルさんも怖がっているのが象徴的ですよね。まだ描かれていないユキの家族の比喩っぽく感じました。そんな中でも二人でいれば安らぎの場になるので、頑張って乗り越えて欲しいです。
<今月の扉絵>
かおす先生と小夢がピンク色のヒモで結ばれているところや、いたずらっぽい小夢の表情がたまらないです。
<今月の一コマ>
相崎うたう先生「瑠東さんには敵いません!」よりP59左の四コマです。
正直今月良すぎてコマなんか選ばずに全部おすすめしたいくらいですねえ。髪型の変わった二人もいいし、千紘に突然やりかえされて照れてる瑠東さんも可愛いです。
さて今月のMAXの話というわけではないですが、先日界隈の方々のTLをざわつかせたとんでもないものが投下されましたね。(まだの方は下記を参照)
おめでとう!!!!!!
— 相崎うたう@きららMAX連載中 (@py_py_ai) 2021年3月19日
#doubiju pic.twitter.com/wvtTdQdQ81
これが連載終了から丁度二年の日に公開されたっていうからまたさあ......
キャラの表情は全く描かれていないのにそれぞれの個性が伝わってくる絵になっていて、やっぱりうたう先生のすごさを実感しました。
ここからは完全に一オタクの妄想なんですが、今月の瑠東さんを読んでいてちょっと感じたことがあったので少し書こうと思います。
多分どうびじゅを読んでる方だと今月のP61の"どうして"のワードを見た時に反応した方が多いんじゃないかなあと思います。瑠東さんのその立ち振る舞いが何から来ているのかに疑問を持った和村さんの独白なんですが、僕はこのコマからどうびじゅのことを連想しました。
実は瑠東さんとは共通点のあるキャラがどうびじゅにいて、それが誰かというと鈴木朱花です。どうびじゅにおいてはアイデンティティーといえる髪の色が共通していることや、完璧であることを装っているところなんかが似ているなあと思いました。
それらを踏まえて思ったのが、もしかしたら三巻で駆け足になってしまった朱花のストーリーを描こうとしているんじゃないかなあということです。どうびじゅにおいて第二の主人公ともとらえられる存在でありながら、あまりその背景を描けなかったことが今回の作品に影響を及ぼしているんじゃないかなんて考えたりしてます。
もしかしたら今後の展開によっちゃ全然違う風になるかもしれませんけどね。
というしょーもない(?)話でした。